地球の歴史・Ⅲ
地球の歴史・Ⅲ
地球の歴史(年代別)の第三章です。最初からご覧なりたい方は「こちらの地球の歴史・Ⅰ」からご覧下さい。
陸地の移動
地球の特徴に詳しく書いていますが、しっかりしている大地も実は絶えず移動しています。100万年単位で考えると、赤道や極地に近づいたり、遠ざかったりする移動距離は大きいので、その大地の気候に大きな影響を与えます。
南極やサハラ砂漠に森林が育つのに適した緯度に位置した時期もありました。
8.25~15億年前 コロンビア超大陸が生まれた
全ての陸地がつながりハドソンランド(Hudsonland)とも呼ばる超大陸が誕生します。やがて、多くの陸地に分散します。
大地の移動原理として、プレートテクトニクスが有名です。
近年、下部マントルの対流が大きくぶれるブリュームが地表近くまで影響を与えることがしられています。
重い下部マントルがホットブリュームによって海底地殻を構成する場合や、ユーラシア大陸に見られるような、インド亜大陸やアフリカが引き寄せる働きがあります。
これは、地殻を下部マントルに引きこむ強力なコールドブリュームによるもので、超大陸の形成に必要な作用だった考えられます。
ホットスポットや上部マントルのマグマの吹き出しで、軽い島・大陸の素が出来ます。
何らかの理由で強力なコールドブリュームが発生し周辺の大陸や島々を呼び込み超大陸を形成します。
9.11~7億5000万年前 ロディア超大陸が生まれた
再び、全ての陸地がつながり、超大陸を形成。
7.億5000万年年前にロディニア大陸が分裂をはじめ、その後ゴンドワナ大陸と呼ばれるかなり大きな大陸と、シベリア大陸、ローレンシア大陸、バルティカ大陸と呼ばれる小さな大陸へと分裂します。
10.7億年前 2回目の全球凍結
全球凍結(地球の特徴に詳細)
南極付近に大きな陸地が形成され、海水よりも冷えやすい南極に氷床が発生、
11.6億年前 3回目の全球凍結
12.2億5千万年前 全ての大陸が衝突
パンゲア超大陸が形成された。
地球の特徴・陸の移動に詳細
13.2億年前 パンゲア大陸が分裂を開始する
14.17000万万年前 インド亜大陸ユーラシアに衝突
南海洋にあったインド亜大陸は北上し、ユーラシア大陸に衝突し、潜り込んだ。間にあったテチス海の堆積岩とプレートの一部も潜り込んだが、強い圧力と熱で片麻岩に変成した。そこで、地球の歴史(年代別)と地球の特徴(特異性とその理由)に大別しました。
今迄にも、考古学的な新しい発見で教科書が書き換えられた通説も少なくありません。
46億年の地球の履歴書には、まだまだ新たな推理が織り込める余地もあります。
楽しみましょう。
地球の歴史目次
地球の歴史・Ⅰ
誕生
1.138億年前 宇宙の誕生
2.46~45.5億年前 地球と月の誕生
3.41~38億年前 後期重爆撃期
地球の歴史・Ⅱ
酸素発生
4.37~24億年前 地層に「縞状鉄鉱」
5.27億年前 大規模な火山活動
6.25~20億年前 大酸化イベント
7.24~22億年前 1回目の全球凍結
地球の歴史・Ⅲ
陸地の移動
8.25~15億年前 コロンビア超大陸が生まれた
9.11~7.5億年前 ロディア超大陸第二世が生まれた
10.7億年前 2回目の全球凍結
11.6億年前 3回目の全球凍結
12.全球凍結の融解からのカンブリア爆発
13.2.5億年前 バンゲア超大陸第三世が生まれた
13.-2 2億年前 パンゲア大陸が分裂を開始する
14.17000万万年前 インド亜大陸ユーラシアに衝突
地球の歴史・Ⅳ
15.6500万年前 巨大隕石ユカタン半島に衝突
16.4500万年前 ヒマラヤ山脈が出来る
17.1500万年前 南極大陸が氷床に覆われる
18.1000~500万年前 アフリカに大地溝帯形成始まる
19.260万年前~現在 第四紀氷河時代継続中
地球の特徴目次
地球の特徴
太陽の恵み
水の惑星
陸の移動
しっかりした大地も、長い目で見ると大きく位置を変えています。その原動力を尋ねます。二酸化炭素
地球の大気中にわずか0.032%含まれる二酸化炭素、21%の酸素と置き換わると大変な事になります。全球凍結
地球全体が凍り付きスノーボール状態になることを言います。22億年前、7億年前、6億年前の過去3回発生。
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