古代ギリシア時代から学ばれている、人が自由に生きていくために身に着けるべき7科目。
文法、修辞学、論理学、算術、幾何学、天文学、音楽である。

修辞学は英語ではレトリックとされ、この方がイメージをつかみ易いと思いますが、自分の考えや主張を相手に効果的に伝えることによって、理解・納得を得るための技術・学問のことです。
文法、論理学も自分の考えをしっかり伝えために、2000年前から身に着けるき大事な技術とされていました。
算術、幾何学は土地取引や、土木・建築などに必要であり、騙しても騙されない技術として必須だったようです。
天文学は農耕や土木の作業進行管理に必須であり、旅行するうえでも大事な技術だったと思います。
音楽が、大昔から人が生きていく為に大事な技術とされて来ました。
今でもヒットチャートに外国の曲が挙がり、ビルボードに日本や韓国の楽曲が挙がります。言葉が通じなくても、心地よい時間を共に過ごすことが出来ます。
カラオケの無い時代でも、宴席で歌の一つも歌えない様では、、、付き合いの悪い奴と疎まれ、祝いの席、大漁、田植えなど景気の良い歌が歌われてきました。
大勢の息を合わせるだけでなく、悲しみや楽しみを共有するうえで大事なのは今でも変わらないと思います。
歌えないなら、手拍子や笑顔だけでも良いし、何か楽器が奏でられるなら尚良いと思います。

自由七科は中世ヨーロッパの大学でも教えられ、今でも英国や米国の大学の一部で教えられています。
「新しい技術は直ぐに古くなる。」人が環境や対象の変化に耐えられる技術は昔から変わらない。大学はどんな環境の変化にも対応できる技術を習得さる場である。
その意味で日本の最高学府東大が世界で上位ではないのは判る気がする。
ハーバード大学の近くの広場でバレーや、妙な日本舞踊をやっていたのも、そんなことからかもしれない。