9/29/2023

インフレ

NHKBSの2022年製作のドイツのドキュメンタリーを見ました。
トルコの海岸、イタリアの露店、アメリカカンザスの小規模農家の紹介と複数の学者の意見を紹介しています。
印象的なシーンと様々な立場の学者の意見を上げ、考えてみました。

イタリアの露店

伝統食品を売っている。小麦の値段が16ユーロから50ユーロに上がった。
8ユーロだった商品を15ユーロに値上げした。ほかの店では20~30ユーロに値上げ、40ユーロにした店もある。
「なぜ?」「食べられない人がいるから」と小太りの女性店主。

フードボランティア
「今まで、対象とは思えなかった人たちも、利用するようになっている」

港の桟橋の釣り人
4時から8時まで釣り、小魚を売ることで生活費の足しにしている。
昼間は金細工の仕事をしているが、最低賃金のちょっと上くらいの収入でこれだけではとても生活できない。
釣りができるのも、4月から9月までで、出来ない時期は生活が厳しい。
他の仕事もやりたいが、良い仕事がないのと、今でも体力が精いっぱいで仕事を増やすのは無理だと思う。

アメリカカンザスの小規模農家
カーボンニュートラルな牧場にしたいが、それには最低でも牛の排水の浄化設備を設けないといけない。
予算15万ドルで、着手したが30万ドル以上かかりそうなので中断している。
銀行はもう金を貸してくれないし、借りれても返せないと思う。

学者・有識者の意見
学者1.
インフレは勝者と敗者を生んでいる。
勝者は、借金している国や個人、敗者は銀行預金だけが資産の個人と年金生活者。

学者2. インフレに対抗する
価値が下がる「お金」に換えて物価高に連動する資産「金」を持つ。
高インフレ時には「不動産」低金利で借金して不動産を買うのが効果的である。
「ビットコイン」などの暗号化資産を利用する人も多い。
希少価値があるといわれている。
しかし、歴史が浅く価格がハイテク株の上下に連動したこともあり、インフレに対応できるか不明。
そもそも永く存続するかも不明確。

学者3.ウクライナの戦争もあって、
燃料、穀物が値上がり、物資の輸送、生産コストが大幅に上昇、誰もが食事のコストアップに直面している。

学者4.
これまで、未曽有の低インフレ時代が長く続き慣れていた。
この低インフレが続いたのは、コンテナーが発明された影響が大きい。
安いコストでコンテナーを使い、世界中を物資が移動している。
全ての商品が賃金が安く、若い労働者の多い国、特に中国で生産されたことで、物価上昇は抑制されてきた。
しかし、中国では賃金も上がり、若い労働者も減って、労働力を安く提供できる国が限られて来ている。
コンテナーを使った、コストダウンの仕組みは崩れ始めている。

学者5.
1970年代大インフレ時代があった。
労働組合はストを決行することで大幅な賃金アップを勝ち取ったが、これも物価を更に上昇させる一因となった。
しかし、物価の上昇に対しては、ある程度の賃上げは必要だ。

学者6.
政策金利で物価をコントロールすることは可能だ。
しかし、70年代の物価高に対し各国の中央銀行が金利を上げることで鎮静化を計った結果、長い不況に突入してしまった。
薬が効きすぎて不況になり、失業、倒産が見られた。

〇私の見方1
大きな第二次世界大戦が終わり、世界中同時に今までにない変化があった。
各国にベビーブームが発生し、団塊した世代が生まれた。
戦争後の人口増=帰還兵+平和+解放感→子造り
軍需市場の喪失→工場閉鎖+物資の余剰+労働者の急増→大不況

世界中の団塊世代の成長に連動して、様々な商品が売れた。(住宅→家具→衣類、玩具、消耗品)
この世代が、働ける年代に達し労働力が増強された。

コンテナーの発明や、海洋大量輸送の進歩によって、生産地は簡単に変えられるようになった。
先進国の生産が新興国に移動したため、
先進国では製鉄、自動車・機械・設備製造業が成り立たなくなり、多くの中流家庭が打撃を受けた。
親世代のレベルの暮らしは出来ないジュニア層が広がっている。

団塊とそのジュニア世代が生産年齢から外れようとしている。日本では2040年問題としている。
インド→南米→アフリカに世界の製造業が、徐々に移行していくかもしれない。

〇私の見方2.
世界のインフレ調整弁として機能し、他国の多くの企業を淘汰した中国が大きな変化に直面している。
多くの中国企業は、農民の安い労働力で生産した製品をコンテナに積み込み輸出することで、莫大な資本を手に入れた。
一人っ子政策が成果を上げ、少子化の影響で若年労働力が激減した。
老人世代が増え、貧弱な年金制度の下、不安・不満感に満ちている。
若者と老人に不安と不満が広がっている。
中国企業は生産地を、東南アジア→中央アジア→アフリカにまで進出しコストダウンに努めている。

〇私の見方3.
ウクライナの戦争は消耗戦の様相を示している。
北(ロシア)と東(中国、北朝鮮)に対し西(ヨーロッパ、アメリカ)が消耗する軍需品を供給している。
中東はどちらの陣営にも必要な油を供給している。
ウクライナの国土に高価なミサイル、砲弾、鉄くず(戦車、装甲車、トラック)を埋め続けることで、莫大な利益を得ている者がいる。

〇私の見方4.
中国の深刻な状況 経済の急ブレーキ、不動産バブルの崩壊。
若者の半分近くが、失業しているのではないかという外部の予想。
古典的指導者の誕生
領土拡張、海洋進出の野心=直接太平洋に臨む領土の確保。 台湾、沖縄
共に豊かにから富を叩く政策に変貌

中国の秩序が保たれることを祈ります。

9/23/2023

現金

お金の現物です。

財布に沢山入っていると安心ですが、財布を落としたり、盗られたりして、現金を抜き出し使われる恐れがあります。 お金に名、私の前や住所が書いているわけではないので、落とした財布から出た瞬間に、私との関係は切れてしまいます。
お札の表や裏をじっくり見ても、私の手元に来る前、どんな人の手を、何と交換するために使われてきたのか判りませんが、 シワや汚れ具合から、様々な人を渡ってきたと思います。
もし、私の一万円札が喋れれば、
「今はこんな仲間の少ない、財布におしこまれて寂しいけれど、、
こう見えても、目白の闇将軍の家では、大きな塊数個と一緒に三越の紙袋に容れられて、国会に行ったことがある。
こう見えても、赤坂のクラブでホリエモンから綺麗なお姉さんの胸の間に、チップとして差し込まれたことがある。
」と毒づくと思います。

もし、お札が其々の回顧録を書けば、ベストセラーは間違いないでしょう。

現金は、誰が何のために使ったか、現物からは全く履歴がわかりません。
誰もが、匿名で、欲しいモノとの交換に利用できます。
「お金」そのものを沢山手元に置く人も少なくないのでは。
中秋の名月にススキと立派な有田焼きの大皿に1000万円の札束6個を積み上げて飾り、新潟辺りの日本酒をぬる燗ちょびちょびやるのは楽しいだろうなあ。心が落ち着くだろうなあ。
家はベランダだからちょっと無理だな。

1000万円の束の厚さは大体10センチ、重さは大体1キロだと日銀のホームページに書いてます。
家を買った時も、振込の確認で現金の受け渡しは無かったので、まとまった現金に触れたのは、最高で車の頭金60万円を手渡しした時でした。
精々60万円の男なんです。

株式、国債、「金=Gold」などの資産は一端、「お金」に換えないと、利用しずらい。
話題のブロックチェーン技術で利用される暗号資産は、取引記録が保存され、過去データは書き換えできないことで、信用を保っています。
現金の特性は、「全ての取引が記録される」暗号資産と真逆な交換手段と言えるでしょう。

銀行預金からの送金、ローンには銀行手続きが必要ですから、現金に比べると使いづらい。

クレジットカード(金額制限付き簡単借金出来るカード)
タッチ機能付きも普及し、コンビニでも小銭を使わなくても決済できるので、便利になりましたが、その分手数料も取られれているのを忘れがちです。
しかし、給料や年金も銀行振り込みですから、現金利用にも銀行やATMで現金化するひと手間が必要になりました。
明細管理が簡単にできるクレジットカード利用が増えていくかもしれません。

コイン

ジャラジャラとしていて、小銭入れにしまっておかないといつの間にかズボンのポケットに穴が開いていて、少しづつ落としていた。
たまに、100円玉を拾うとそれはもう嬉しい。
海外出張や旅行で複数の国を巡ると、今いる国ではどのコインが使えるのか分からなくなります。 国境を越えると、紙幣以外は両替できないので、空港でお土産を買ったり、ビールかワインを飲んだりしますが、最後の最後に計算違いでお釣りを小銭でどっさり貰うとショックです。

下は、ポケットに残ってた、あちこちの国のコインです。
別な国でも、同じような大きさなのが面白いですが、間違えて使いやすいので、手のひらにあれこれ全部出しして、店員さんに拾い上げてもらいます。
ベッドにチップのお札を置き、その上に余りそうな小銭を並べたことがあります。
海外では、自動販売機はあまり見ないので、小銭を使う機会は少ないです。消費税で支払いに端数が多く、いつの間にか溜まります。
日本のコイン一覧ですが、古いので新500円硬貨はのってません。
韓国のウォン硬貨にドリルで穴をあけ、重さを調整して500円硬貨とした、自動販売機荒らしがニュースになったことがありました。
何も買わないで返金か、最低価格の商品ボタンをおしてお釣りを取るか、いずれにしても十分利益が出る原価(ウォンの価値+加工費+交換費用+日当)でないと、意味がありません。

9/16/2023

相続税が変わった

無税範囲の贈与を受けた場合、
歴年贈与制度においては、相続税の義務が発生する前の贈与分の加算が(持ち戻しの対象期間が)
3年から7年へ延長されました。 110万円X3→110万円X7 が相続税対象額に増えました。

相続時精算課税制度
贈与時は2500万円まで無税ですが、遺産相続時に贈与分を加算して、像族税として清算する制度です。
相続の前渡し、税金まとめて後払い方式です。
2,500万円までの価額であれば、相続の限度額まで年に1回ですが何回(毎年)でも課税されずに贈与を受けることができます。
上の、歴年贈与制度と併用できませんので、よ~く計算しましょう。

原則として、60歳以上の父母、または祖父母などから、18歳以上(令和4年3月31日以前の贈与については20歳以上)の子または孫などに対し、財産を贈与する際に選べます。
相続対象で、幾らくらい見込めるのか、確認します。

相続時精算課税制度を利用方法
贈与を受けた年の翌年の2月1日から3月15日の間に一定の書類を添付した贈与税の申告書「相続時精算課税選択届出書」を提出する必要があります。
また、相続時精算課税制度を一度選択すると、その相手方には暦年贈与制度へ変更することはできません。

前回以前と特定贈与者が変わらない場合は、「相続時精算課税選択届出書」は作成不要です。
1回に2,500万円を超えた部分については、一律20%の課税がなされます。

2020年の、平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳なので、親から相続をする平均年齢は50歳前後と推測されます。
かなりの遺産が見込まれる場合、相続人皆さんと相談して、相続時精算課税制度を利用し毎年一人2500万円づつ生前贈与をうける事について話し合う必要があると思います。
ただし、相続税は生前贈与分全てを含くめて課税されますので、納税時に現金の相続が無い、生前贈与も全部使い切ったなんて事の無いようにしっかり計算します。

100歳過ぎても、お元気なお年寄りが沢山おられます。
こんな幸せな親から、70歳過ぎて大金を貰っても、入居老人ホームのランクを上げるか、お墓を立派にするかくらいしか使い道がありません。
30代、40代の無理がきき、やり直しできる時代に資金を得て、夢に賭けてみるほうが「お金」が活きると思います。

9/11/2023

金=Gold

時代劇でお金と言えば小判、金ぴかの輝きが数々のドラマをうみました。
インテルのプロセッサー(私の金はこれくらいです)
薄幸の娘が病気のおとっつあんのために富くじを買って大当たり、やくざも絡んで大騒ぎになるも、市中隠密行動の若殿様の活躍で、無事に娘の元に千両箱が運び込まれます。めでたしめでたし♪
泥棒が蔵を破って盗むのは千両箱、重いでしょうね。
悪代官「越後屋、お主も悪じゃの~」と懐に入れるのは小判25枚を包んだ、切り餅3個。小判計75枚こんな餅食べた~い!

ロシアの民間傭兵派遣会社ワグネルのアフリカの事業
NHKの英国のドキュメンタリー番組より
スーダン、リビア、マリ、中央アフリカ、モザンビーク、マダガスカルといったアフリカの国々の政府とワグネルは契約しています。
軍事訓練、武器・軍事ロジスティクスの供与、要人警護、対テロ活動、反政府勢力鎮圧などの仕事を請け負います。

見返りは、主に金の採掘権、金の他にも様々な資源が含まれます。自由に国外に持ち出せる(輸出時取り調べない)権利も契約に含まれています。
政府の弱みや悩みに応え、巧みに超法規の即効解決策を提供します。
①政治情勢が不安定であり内戦や紛争が続いている ②政府が脆弱であり、国軍・治安機関以外の軍事勢力(反政府勢力、テロ組織など)が活動している
③豊富な天然資源(金、鉱物、石油、ウランなど)を保有している。
契約している国と隣国とのもめごとも、ヘリコプター、装甲車、トラックで急襲し跡形もなく解決してしまいます。

契約した政府は、資源の採掘権を渡し、持ち出しも黙認しているので、輸出税を取れず利益は盗られ放題です。
採掘作業は、隣国などから誘拐した子供が担っていて、肩幅の穴の幅で20メートル以上の深い竪穴を掘らされます。
資源の買い手にはロシアがいます。ロシアにとっても、時代遅れの武器と交換出来る割の良い話です。

スマートな国UAE

UAEは七つの首長国からなる連邦国家ですが、それぞれの首長国は治安、司法、財務などについては連邦レベルとは別に首長国レベルのルールがあり、各首長国は独自の予算を編成し独自の活動をしています。
先週、米、英、欧州連合(EU)の政府関係者がアラブ首長国連邦(UAE)に対し、半導体や電子部品など、軍事転用可能な品目のロシアへの出荷を停止するよう、共同で圧力をかけました。
UAE(アラブ首長国連邦)は金産業が盛んだ。純金を輸入して金塊や宝飾品に加工し、輸出する。

この国には、制裁によって輸出ルートを断たれたロシア産の金が集まっています。UAEで再鋳造されたロシア産の金元々金産業が盛ん、純金を輸入して金塊や宝飾品に加工し、輸出しているが、輸出管理はかなり緩やかと言われ地金で出ていくケースも少なくないようです。
[ロイター]ウクライナ侵攻に伴う対ロシア制裁によって、アラブ首長国連邦(UAE)がロシア産の金の新たな貿易拠点となっている。侵攻以降の1年間に行われた1000件近い金の輸出記録の詳細を含む通関記録によると、UAEは43億ドル(約6000億円)に相当する75.7トンの金塊をロシアから輸入した。前年2021年の輸入量1.3トンに比べると大幅な増加だ。

UAEは
陸路、空路でアフリカ産の金や貴金属を持ち込みやすい。
年間100トンの金の精錬能力があるが、輸出を確認できている量は35トンに過ぎない。
65トン以上の金がアフリカ各地から、一度UAEに集積され。緩やなチェックの元、世界中に運び出されているという。上記の75.7トンの金現物はロシアから送られたのではなく、ワグネルが確保したアフリカ産品かもしれない。 そうだとすると、ロシアは元々保有していた金はあまり減らしてないかもしれない。

ロシア産金の輸入

  戦費捻出にロシアは金を輸出したいが、西欧各国は制裁禁輸政策をとっている。
しかし、UAEはロシアの侵略以降75.7トン、中国とトルコは、2022年2月24日から今年3月3日までの間に、それぞれ20トンずつ輸入している。
UAEを経由した半導体や軍備転用部品の購入代金だと考えられる。

金は純度98%以上に精錬すると、産地を特定できなくなり、UAHからの輸出「金」がアフリカ中央部からの子供が採掘した金の密輸品なのか、兵器部品代金のロシア産品かは全く調べようが無い。

ロシアは引き受けての無い石油をUAEに輸出している。代金は金かも知れない。
日本はUAEから、原油と石油製品を合わせると2020年1兆6千億円輸入している。中東からの輸入の三分の一を占めています。さらに、2023年5月には3300万バレルで輸入量の43,4%を占めました。

[ロンドン 6日 ロイター] UAEへロシア産原油の輸送が増加したことが、船舶追跡データや取引関係者の話で分かった。欧米の対ロシア制裁を受け、従来のエネルギー貿易の流れが変化すると同時に、ロシアと湾岸産油国の協力関係が深化していることが浮き彫りになった。
UAEが具体的にいつからロシア産原油を輸入し始めたのかは不明だが、タンカー追跡データによると、2022年2月のロシアによるウクライナ全面侵攻開始と、その後の西側諸国の対ロシア制裁導入をきっかけに輸送量が増加。
船舶追跡データによると、22年11月以降のロシア産原油のUAEへの輸送は約150万バレル。輸送は22年初に始まったか、もしくは増加した可能性があると見られる。
原油は売るほどあるUAEはロシアの足元を見て、原油を安く買い叩き、日本には追加増量分として高く売っている。ホントに良いお客様、ニッポン!

9/10/2023

お札

お金と言えば札束ですね。
若手営業マンの頃に、会社が儲かった年に期末特別報奨金を現金で支給されました。
札束と言えるかどうかの厚みですが、封筒には入った現金を机の陰で数えました。 嬉しかった、、、、
今日の財布には
お札を 大きな束を観るのは、テレビか映画のドラマの中に限られます。
アクション映画ではトラックいっぱいの札球を見事に盗み取るが、仲間割れで主人公は命を落とし、お札は燃えて灰になってしまう。
悪徳政治家が賄賂が詰まった紙袋を受け取る、政治家は袋の取っ手を握り無造作に振るだけで、金額を確かめことが出来た。

1万円、5千円、千円札はよく使いますが、2千円札はほとんど見かけません。

アメリカでは100ドル、20ドル、10ドル、5ドル、1ドルと細かい刻みで種類が多い。
アメリにはチップを渡す文化があるので、いまでも小額紙幣を使う機会は多いです。 チップを払う時は、お釣りは貰えない場合が多いので、5ドル、1ドル札は切らさないようにします。出かける前にチェックして、ホテルのフロントで多めに両替しておきます。

ドル札はサイズや色が同じなので、うっかり高額紙幣を渡す恐れがありますから、50、100ドル札はしっかり隠し持ちます。
体に密着させるポシェット状のシークレット財布もありますが、お金を使う時にボタンを外しシャツをめくる必要があるのが難点。足のふくらはぎにゴムバンドで固定するタイプもあるようですが、、、
20ドル以下の紙幣はマネークリップで内側から20、10、5、1ドルの順で挟んでおくと、支払時の間違を減らせます。
5、1ドル札だけはチップ用にポケットに入れるのも良い方法です。

両替

両替機が面倒ないです。マレーシアで1万円札を入れたら、ゴトンと大きな音とともに輪ゴムで固めた塊が出てきました。 ターバンを巻いた警備員も見にきました。
台湾と香港のお札
出張で香港→中国→シンガポール等複数の国を巡るといろんな種類のお札が混じり、訳分からなくなります。
国境をバスやフェリー、タクシーで通過すると、両替場所や両替機も無いので、もう使えないお札が手元に残ります。
ほとんどの外国紙幣は帰国後成田で両替できますが、出張国ごとの紙幣を円に両替する申請書類を書くのも面倒です。
えらく混んでるし、また出張するかもしれないからと大体は家路に向かいます。

縮んだ
洗濯して明らかに縮んだ事あります。私はどこかで使ってしまいました。
心配なら、銀行で取り換えてくれるようです。断られても各地の『日本銀行の本支店』で引き換え出来ます。
破れた
やはり、金融機関で交換してもらえます。
「お札面が3分の2以上残存」なら全額
「お札面の5分の2以上3分の2未満が残存」なら半額
二択しかない、厳しいルールですが破った貴方が悪いので、むしろ救われたと感謝すべきです。
もし、面積割合にして両替すると、複数紙幣を組み合わせ両替総額が元の札の額を超える切り方に挑戦する輩がでるので禁止しているようです。(=管理者妄想) 、

ニセ札

偽札を使用すると「偽造通貨行使罪」が適用されます。
偽造・変造した偽札を買い物などの支払いに使うと「行使」が成立し、刑法第148条2項の「偽造通貨行使罪」が適用されます。
法定刑は無期または3年以上の懲役で、罰金が予定されていない重罪です。
また、偽札を買い物に使おうとして見破られてしまった場合でも、刑法第151条の規定によって行使未遂として罰せられ、は通貨偽造行使と同じ罪として罰せられるため、無期または3年以上の懲役の重罪となります。
老眼だし、1万円札に触れる機会も少ないので、見破るのは困難です。でも、偶然偽札が紛れ込み、偽札だと気づかずに買い物などに使ってしまった場合は、偽造通貨に対する故意が一切ないことになるのでセーフ、ボケてても大丈夫です。

一時、北朝鮮が精巧な100ドル札スーパーノートを作り話題に上りました。
印刷機、用紙製造用繊維撚り機、超精密彫刻、特殊インキを使っていて莫大な投資をして作っている。
不思議なのは新札に使われている赤外線反応セキュリテイ・インクのチェック機能を無視して、どんな紙幣検査システムでも直ちにニセ物とわかる事。
銀行や大手商店で簡単にバレルようにしているのは何故?このレベルのチェッカーならギャングだって手に入れているので、闇社会でもはじかれてしまう。

9/01/2023

金の人気上昇?

金の人気上昇?
金のドル建て国際価格の値上がりより、ドルに対する円の価値下落=円安が、大きく影響しているとわかりました。
経済力が弱く、信用が落ちて、日本の通貨円の価値が下がったので、石油資源など欲しいモノとの交換には、もっと安い円を高いドルに交換して支払わないと輸入できません。

もし、このまま円安傾向が続くなら、すでに恐ろしく値上がりした金ですが、むしろ、買って持っていた方が将来のインフレの備えになるかも知れません。
将来、円建て預金や現金の財産の価値が下がったとしても、いま、お金を「金」に換えておけば、将来「金」の円価格が更に高くなれば、その分相殺されます。

インフレ
ガソリン、ガス、小麦加工品も値上がりしています。これらほとんどが海外から輸入品なので、ドルで取引されます。円安=輸入品の値上がりですので、これからも一層厳しい値上がりが続くと思います。

失われた10年、続失われた10年、続々失われた10年。
続く長くデフレの間、物価が上がらないので、年金生活者は大助かりでした。
モノの値段が下がるなら、お金そのもので持っていた方が将来もっと安く買えます。
焦って、日用品を買い溜めして狭い部屋にストックしても、来年もっと安く買えるなら意味がありません。

今までとは、逆に物価が上がって(モノの値上がり)いくなら、早いとこ買ってモノに変える方が得です。
例えば金を買って持っていた方が、狭い部屋でも邪魔にならず、将来もっと高く売れます。

円安は輸出に有利なハズです。ドルとの為替レートの変化によって、3年間に何でもかんでも一律25%コストダウンですから、普通なら間違いなく大輸出増で各企業とも大儲け。
従業員にも還元して、
輸出増→賃金を上げる→モノの値段を上げる→
原価材料の値上がりの影響率が下がる
しかし、そんな景気の良いニュースは聞こえません。

    輸出は大儲け?

    でもなさそうです、理由は
  1. 源材料と発電用・運送用燃料は輸入に頼っている。
  2. 製造工場は、かって労賃が安かった東南アジアの工場に移転完了。
  3. 各社とも自社株買いなど株主に阿り、製品開発や工場新設など良いモノづくりに投資していない。
  4. 生産技術、重要なノウハウ等のモノづくりの肝売り渡し
    日本の一流製造企業の早期退職者は韓国や中国の企業に好条件と引き換えに知る限りの知見を売り渡した。
    在職中でも、週末に韓国・中国に行っで指導、教育を行い報酬を得る輩もいた。
    実力のある早期退職者は、理事等の身分やポストをもって迎えられ、韓国や中国の工場運営にたずさわった。
    しかし、移籍した管理者や技術者に対する評価は厳しく、知見を絞り出し尽くすと判断されると即解雇された。
    結果的に短期間雇用なので、日本人早期退職者が得られた報酬金額は大したものではなかった。

中国の「金」価格

中国の「金」価格

さて、欲と豚肉とザーサイで出来ている中国の「金」の様子も見てみましょう。
激しくない、緩やかな変動です。

    人民元ベースの金の価格

  1. 2020年8月にピークがあった。440
  2. 2021年4月から22年10月までの間、低迷。350く
  3. 2023年5月から上昇。440

人民元個人預金の激増

2023年上半期の人民元個人預金激増のニュースは興味深い。
中国地方政府が、土地の使用権の高騰に乗じて、不動産の売買を通じて巨額の利益を積み上げてきました。
しかし、中央政府のブレーキコントロールが効いて、最近は建設中止幽霊マンション群や大手デベロッパーの債務不履行のニュースが盛んに放映されています。

欲に敏感、合理的な中国家庭人が、なぜ預金残高を増やしたのでしょう?
「金」を漁り、不動産の復調も聞こえる日本とは真逆の方向に進んでいるように見えます。

    現金や預金が有利な状態とは

  1. 皆が物価が下がると感じ、現金や預金で資産を持つ方が将来得と判断している。
  2. これから中国は長い不景気に入り、デフレが進む
  3. 手元のモノ(財産)は将来値下がりするので、出来るだけ早くお金に換えた方が得。
  4. 不景気が予想され、仕事が無くなるので、持っているお金を死守して暮らしていく。
  5. 年金制度が貧弱なので、不景気な将来では暮らし心配。現金で持つのは不安なので銀行に預ける。
中国の家計預金の急増に関して、もう一つ疑問があります。

    何を、預金に換えたのか?

  1. 手持ちの現金(紹興酒の瓶に入れていた)を銀行に預けた?
  2. 老人が施設に入るので、自宅や貴金属など全てを売り払い銀行に預けた?
  3. マンション入手を諦めた
  4. 中国では、マンションは区画だけ販売され、各戸の内装は住む人が大金をかけて整えます。
    区画が手に入らない、使用権を雀の涙で叩き売ったので内装資金が余った。
仮説:個人の「金」が現金化された
お金に敏感な中国で「金」の価格変化が穏やか理由は、「金」を売る人が多くても、
適正な価格で十分な量を引き受けられる買い手がいた。と考えます。
中国政府が「金」を上手に買い上げて市中の「元」の流通量を増やしている、と考えます。

長いデフレと不況から通貨レートが下落した日本を見ればやってはいけないことが判ります。
日本銀行は
国債やETFを買って、市中にお金をだぶつかせればインフレになると考えた。
既に世界1番の借金超大国、日本国債と、伸び悩み縮こまる日本株式市場の平均価格に連動したETFです。
今の状態の責任さえ、調べず、罰を与えず。借用書や企業の努力期待指標を大量に買い込みました。
この、行為の責任は誰にあって、どう取る?
「心配ない、売れないから」国庫に紙屑が溜まるだけだが、邪魔なら民間倉庫に移せばよい。
円通貨の価値の下落は、構造的なインフレ・スパイラルを招いたのではないか?
日本銀行がお金と交換して蓄えた資産
円安になると、価値はその分一律に目減りする。これからも目減りする。

仮説:中国政府は
この惨状から、市中にお金(元)をばらまくには、政府が何時までも手放せない国債や目減りするETFより、
「金」現物が良いと考えた。
中国やインドでは、子供の祝いに金製品をプレゼントした慣習を聞きます。
先祖代々の金も、かなりあるのかもしれない日本よりは、国民に身近に感じる財産と思います。

「金」対借金証書+値上がり期待クジ
将来、国が困窮した際役立つのは、中国国庫のピカピカした金対日本国庫(契約倉庫)の世界1番借金国の借用書さらに開発投資を怠って久しい企業群の市場平均価格に連動した(クジ)ETF、どちらでしょう。

「金」は基準通貨ドルに対しても、穏やかに価値を保ち、長期的にはより多くのドルで交換できます。
黙っていても、国庫の財産の価値は上がります。
中国がピンチになっても、何時でも適正な売値で海外から資金を調達できます。

日本経済がピンチな時
ピンチな国の国債、ピンチ状態を的確に数字で示すETFが、海外からの資金調達に役立つと思います?

世界に恥をさらし、役に立ちそうもない資産を抱えた、日本の政府と財務当局。
実験し、実施し、なおも憂いまで残した日本の財政問題開発最先端技術、実施実験、うやむやにする経過・結果報告、実施責任者への無批判、無罰。

将来、日本の教科書に
敗戦の責任は軍部にあったが、その暴走を止められなかった。
国の財政破綻の責任は、財務と日銀にあったが、その暴走を止められなかった。
国庫に、経済再建には役立たない、二束三文の証文が山のよう残りました。
と紹介されるでしょう。

同じころ、中国の教科書に
東方の財政破綻の惨状を鑑み、国の金保有量を増やすことで、市中にお金(元)の流通量を増やし、不動産危機を乗り越えました。
また、為替危機時に国庫の「金」を適切に利用して、乗り越えました。
と紹介されるかもしれない。
更に、中国政府は、悲惨な結果が予測できる国の未来を賭けた実験に果敢に挑んだ、当時の日本の財務当大臣と日銀総裁に感謝状を送りました。
記念品として1円金貨を作り贈呈しました。と加筆されるかもしれない。