ロディニア大陸(ロディニアたいりく、Rodinia)は、プレートテクトニクス理論において、約11億年前から7億5000万年前にかけて存在したと考えられている、世界のほぼ全ての陸塊が集まってできた超大陸。
ロディニアは、後の超大陸パンゲアが形成された地域からほぼ正反対の、現在の太平洋地域に、やや南半球寄りに形成されたと考えられている。
ロディニアの大陸配置が地球の全球凍結を引き起こした(南北両極とも海洋なので凍結しやすい)という説もあるが、いわゆるスノーボールアース現象は約7億年前の出来事とされ、ロディニアの大陸分裂が起こってから約5000万年後、というのが現在の通説です。

地質学上の“謎めいた現象”として、約11億年前の地層に突然、5億年前の地層がかぶさり、約6億年分の地層が失われている箇所が、世界中で少なくとも11ヵ所、発見されている。
その原因として、科学者たちは、地球環境の変動、たとえば長期の大雨や風化によって6億年分の大量の地層が海洋へ流されたのではないかと推定している。
世界中の民族の神話に出てくる洪水で、地表を覆っていた氷河が一気に崩れ落ち、地表の岩石や鉱物をすりつぶして海に流し込んだ。
海洋に流れ込んだ土や岩石が海水溶かされイオン化し、全球凍結で海洋にはあまり含まれていなかった多種の金属イオンが一気に海洋にもたらされた。

海中での進化の過程で、馴染みのない金属イオンが生物に取り込まれる中で、新たな触覚・知覚機能を持った生物が生まれている。
鉄イオンを取り込み酸素を利用する機能も開発されます。
5億9千100万年前から5億6千700慢年前までの2600万年間地球の磁場が現在の30分の1程度と非常に弱かったことが測定されています。地球の磁場は太陽から注がれるプラズマ粒子などを防ぐ、バリアーの役割があり、このバリアーが一気に弱まったため、地球のオゾン層が破壊され、強い紫外線が地表全体に降り注ぎました。
紫外線は地球大気中の水分子を水素と酸素に分解、軽い水素は地球の重力から逃げ、重い酸素が残り大気の酸素濃度が高まりました。
水の中で暮らす生物以外は、強い紫外線と濃い酸素にさらされ死滅しました。
幸いなことに、磁場は今のような強さに復帰、オゾン層によるバリアの保護が再開されます。

5億7500万年まえから5億900万円前までに、海中で生物の種が爆発的に発生しました。この時期をのカンブリア紀と呼び、生命の大爆発(カンブリア大爆発)とまで表現されています。