学ぶ

学ぶ?勉強は学校で十分もう沢山。
とは言うものの、社会勉強、新人研修、各種専門学校、自動車教習所、ゴルフ・テニス・水泳スクール、職業訓練、生涯学習講座等など、他にも新聞の折り込み広告には何とかスクールが山のようにある。

中世ヨーロッパの大学では自由七科リベラル・アーツとして教えられていて、現在でも欧米の大学では自由に生きる人の技術として教えられている。
ちなみに、欧米の大学では特定専門知識の習得は大学卒業後にロースクールなどの専門学校で習得するものとしている。
専門知識は習得しても直ぐに陳腐化するが、基礎の土台がしっかりしていれば、世の中の変化に耐えられる人になる。

日本の大学は産業界の声に従い、専門知識だけを教え込んでいる。
最先端の専門知識を持つ人が素人相手に講義している暇はない、既に暇な学者の古ぼかしい知識など覚えるだけ無駄。学生が就職する頃には陳腐化している。

リベラルアーツ
米国カレッジ・大学協会の定義は
「 個人の能力を開花させ、困難や多様性、変化へ対応する力を身につけさせ、科学や文化、社会などの幅広い知識とともに、より深い専門知識を習得させるための学習方法」
そう、学習方法を身に着け、困難や多様性、変化へ対応する力を身につけること。

同協会元理事のレベッカ・チョップの考えは
クリティカル・シンキング:分析・探求・回答のための論理的意見の形成に必要であり、分野としては人文学・芸術・心理学・数学・科学など幅広い。
(クリティカル・シンキング批判的思考、ケンブリッジ大学出版局の定義
生きる上で批判的思考が重要な技能なのは明らかである。 … 批判的思考とは、科学的探究の核心である。
優れた科学者とは、物事がなぜ起きるのか、どうやって起きるのかという問いかけを決して絶やさない者である。
科学は、われわれの現時点の科学的考えと矛盾するデータをわれわれが発見する時に、進歩している。
道徳心・市民性:課外や地域社会での活動、キャンパスにおける他学生や教員との交流による人間性の育成。
知識の汎用性:キャンパス内外での経験を統合し、授業で得た知識の汎用性を高め、多面的に諸問題を議論する。

学ぶのは
知識の多さを誇るためとか、頭を整理して多くを覚えろとか、この本を読んどけとか、偉人の名前と主な偉業を覚えろではない。
まっとうに生きてくための技術を身につけるためのようだ。
塾で模範回答例を覚え、語呂合わせで歴史を覚え、単語を暗記し、良い大学に入って麻雀とバイト、合コンを愉しみ、良い会社に入ったが人間関係で躓き引きこもったりするのは、学びが足りないと言う事。
日本の勉強とは随分違う気がする。
【勉強】無理にでも(=強)努力して励むこと。

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