金の人気上昇?
金のドル建て国際価格の値上がりより、ドルに対する円の価値下落=円安が、大きく影響しているとわかりました。
経済力が弱く、信用が落ちて、日本の通貨円の価値が下がったので、石油資源など欲しいモノとの交換には、もっと安い円を高いドルに交換して支払わないと輸入できません。

もし、このまま円安傾向が続くなら、すでに恐ろしく値上がりした金ですが、むしろ、買って持っていた方が将来のインフレの備えになるかも知れません。
将来、円建て預金や現金の財産の価値が下がったとしても、いま、お金を「金」に換えておけば、将来「金」の円価格が更に高くなれば、その分相殺されます。

インフレ
ガソリン、ガス、小麦加工品も値上がりしています。これらほとんどが海外から輸入品なので、ドルで取引されます。円安=輸入品の値上がりですので、これからも一層厳しい値上がりが続くと思います。

失われた10年、続失われた10年、続々失われた10年。
続く長くデフレの間、物価が上がらないので、年金生活者は大助かりでした。
モノの値段が下がるなら、お金そのもので持っていた方が将来もっと安く買えます。
焦って、日用品を買い溜めして狭い部屋にストックしても、来年もっと安く買えるなら意味がありません。

今までとは、逆に物価が上がって(モノの値上がり)いくなら、早いとこ買ってモノに変える方が得です。
例えば金を買って持っていた方が、狭い部屋でも邪魔にならず、将来もっと高く売れます。

円安は輸出に有利なハズです。ドルとの為替レートの変化によって、3年間に何でもかんでも一律25%コストダウンですから、普通なら間違いなく大輸出増で各企業とも大儲け。
従業員にも還元して、
輸出増→賃金を上げる→モノの値段を上げる→
原価材料の値上がりの影響率が下がる
しかし、そんな景気の良いニュースは聞こえません。

    輸出は大儲け?

    でもなさそうです、理由は
  1. 源材料と発電用・運送用燃料は輸入に頼っている。
  2. 製造工場は、かって労賃が安かった東南アジアの工場に移転完了。
  3. 各社とも自社株買いなど株主に阿り、製品開発や工場新設など良いモノづくりに投資していない。
  4. 生産技術、重要なノウハウ等のモノづくりの肝売り渡し
    日本の一流製造企業の早期退職者は韓国や中国の企業に好条件と引き換えに知る限りの知見を売り渡した。
    在職中でも、週末に韓国・中国に行っで指導、教育を行い報酬を得る輩もいた。
    実力のある早期退職者は、理事等の身分やポストをもって迎えられ、韓国や中国の工場運営にたずさわった。
    しかし、移籍した管理者や技術者に対する評価は厳しく、知見を絞り出し尽くすと判断されると即解雇された。
    結果的に短期間雇用なので、日本人早期退職者が得られた報酬金額は大したものではなかった。