8/28/2023

お金が信用出来る?

お金は誰でも発行できるものではなく、

誰もがお金に記された額面の価値を信用出来るモノ

でなければなりません。
孫がクレヨンで描いた100円札は他では使えません。
政治力や権力、武力によって表示された価値が裏付けされて初めて、受け取る側にもその価値を認めさせる強制力を持ちます。

国内では、日銀が発行したお札=日銀券や硬貨は額面通り信用され使えます。
海外に行ったらどうでしょうか?円のままではモノとの交換を拒否される可能性もあります。
「あそこの両替屋で、この国のお金と取り換えてこなければダメだ。」と言われる恐れがあります。
売主は代金を円で受け取っても、そのまま現地では使えない。円の額面の価値が自国通貨のどんな価値なのか判らない。
もしかして、偽札かもしれない。
そんなモノを使って警察に捕まったら、大損だと考えるでしょう。

40年くらい前、マレーシア出張の際、空港の自動両替機に1万円札を入れて、ボタンを押したら、ガタンと大きな音と共に、ゴムバンドでまとめたちょっとした札束が出てきました。ターバンを巻いたインド人の警備員も珍しそうに見に来ました。

1枚の外国の高額紙幣を渡されても、自動機でない限り自国通貨の束と引き換えるのは嫌でしょうね。
シンガポール、マレーシア、香港、中国など数か国をぐるりと出張すると、円との両替率が判らない小額紙幣や、小銭がポケットに残ります。帰国後は、お金として使えないので、ゴルフのマーカーになったり、引き出しで眠ったります。

空港でビールを飲んだり、絵葉書を買って使い切ることが大事です。

贋金が混じると信用出来ません


贋金が混じっていると、掴むのが不安な方は判別機械を買ってお金の受取時に確認します。

はじかれたモノは返し、違うのと交換させます。
贋金を作るのが難しいので、費用の方が高くなっては意味がない。技術的にコピー製品を作るのを難しくて額面以上に工費が掛かるなら誰も贋金を作らないでしょう。

また、直ぐにニセモノと見破れれば、受け取りを拒否できます。

自動読み取り機に当局が施した、確認マークを確認すれば、ニセモノかどうか確認できます。でも、その情報はすぐに知れ渡り、直ぐに贋金にも施されてしまいます。
実際、ニセモノが相当あるので定期的に新札と交換する必要があるのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見をお待ちしております