語る

何か言いかけて、言葉にする前に、言いたいことを忘れてしまう事がある。
とても良いことを思いついたのに、もの凄く残念だが、言葉にする前に忘れてしまったのだから仕方がない。

一方、~でぇー、~でぇー、~でぇー、~でぇー、とつまらないセンテンスを繋げて音を発し続けるひとがいる。
このひとは、頭に浮かんだ事柄を浮かんだ順に口から垂れ流しているだけなんだと思う。

結婚式の祝辞、朝の朝礼、なんか会での報告などちょっとフォーマルな場で、言いたいことを言えずに終わったことや、もっと小さい時、先生に喧嘩の原因を問いただされたが何も言えず、けんか相手のストーリだけが通りしかられ、悔しい思いをした経験は誰にもあると思う。

言いたいことを言える技術は、とても重要だが難しく古代ギリシアの時代から修辞学と云う学問として学ばれていたという。中世ヨーロッパでは大学の自由七科の一つに数えられた。
修辞学は弁論術、レトリックとも言われ、中世ヨーロッパでも大学の自由七科の一つとして数えられていた。

紙に書いて、震える声で読み上げる時間の長いこと、、、でも、古代から難しい事、身に着けるべき事として教えられてきたくらいに、悩ましいことだったようだ。

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